■
友達のバンドの好きな曲があって、それを聞いて、一緒に歌いました。
フロントガラスにあたって、弾けた雨粒は、あか、きいろ、みどり、あお、と。
さまざまなネオンを滲まして、バンパーにかき分けられていきます。
大切な人に手紙を書こうと思って、思いを巡らします。
思いをことばにのせるのって、酷く難しくて、書いた瞬間、僕から離れていく。
踵をならして、メロディにのせると表情もかわる。不思議。
つまるところ
僕の頭とあなたの頭をUSBでつないでアクセスしてもらわないと、正確には
伝えられないから、それなら歌っちゃお。歌おうよ。
それとは別に手紙を書くというのは、わりとすきなですよ。